2008年05月30日

メールを送ったらケヴィン・ケリーから返事が来た

翻訳と著作権で書いたように、ケヴィン・ケリーの記事はクリエイティブ・コモンズのライセンスなので、著者に断りなく翻訳してもかまいません。

でも、非常に興味深い記事を読ませてもらったことに対するお礼をかねて、私はこんな翻訳をしているという報告のメールをケヴィン・ケリーに送りました。そうするとすぐに返事が来て、「いくらでも翻訳していいよ」と言ってくれました。(まあ、クリエイティブコモンズのライセンスなのだから、当然ではありますが。)さらに、彼のサイトを見ると、それぞれの記事に私の翻訳へのリンクを掲載してくれています。ありがたいことです。


ここで、今までに私が翻訳したケヴィン・ケリーの文章のリストを示しておきます。ご参考まで。

「無料より優れたもの」
「千人の忠実なファン」
「チューリング化」
「物のインターネットにおける四つの段階」
「コピーの盛衰」
「物質からの贈りもの」
「私たちを作った機械」
「忠実なファンの支援による生計の実態」
「千人の忠実なファンの反例」
「まだ動いていないもの」
「産業の時代を自分で興す」
posted by 七左衛門 at 23:46 | 日記    

2008年05月25日

「産業の時代を自分で興す」

著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly )
訳 :堺屋七左衛門


この文章は Kevin Kelly による "Bootstrapping the Industrial Age" の日本語訳である。



産業の時代を自分で興す  Bootstrapping the Industrial Age

技術者が好きなファンタジーゲームの一つは、世の中に不可欠な技術を自分で何もないところから発明するとしたらどうなるか、想像してみることだろう。どこかの孤島で立ち往生するか、あるいはハルマゲドンの後に取り残されるかして、自分でナイフを作る必要があるとしたら、そのほかに本も、ひょっとして無線機も作るとしたら、鉄を鍛造し、紙を作り、または電気を起こすのに何を用意すれば良いだろうか?

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posted by 七左衛門 at 17:54 | 翻訳    

2008年05月21日

ロボットクラゲを愛する

次の翻訳が完成したので発表しようと思ったのですが、もう一度読み直してみると、写真と動画だけを見れば済む話だという気がしてきました。面白い記事ではありますが……。

そこで、ケヴィン・ケリーの元記事へのリンクだけを紹介しておきます。ぜひ写真と動画をお楽しみください。

Loving Robotic Jellyfish

記事の概要は、今年4月のハノーバーメッセでドイツのフェスト社が出展した「クラゲ型ロボット」の紹介で、その動きがあまりにも生物に似ているので、機械だとわかっていても愛情すら感じるという話です。
posted by 七左衛門 at 21:28 | 日記    

2008年05月18日

「まだ動いていないもの」

著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly )
訳 :堺屋七左衛門


この文章は Kevin Kelly による "Everything That Doesn’t Work Yet" の日本語訳である。



まだ動いていないもの  Everything That Doesn't Work Yet

アラン・ケイは優秀で博識な人で、アタリ、ゼロックス、アップル、ディズニーなどで働いていたが、私が今まで聞いた中でも優れた「テクノロジー(技術)」の定義を述べている。ケイが言うところでは、「テクノロジーとは、あなたが生まれた以降に発明されたものである。」

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posted by 七左衛門 at 00:08 | 翻訳    

2008年05月15日

翻訳と著作権

私が「ケヴィン・ケリーの文章を翻訳して発表している」と言ったら、「著作権の問題はないのか?」と心配する人がいました。このサイトをご覧になる方で、同様の心配をされる方がいるかもしれません。

まず結論だけ言えば、ケヴィン・ケリーのサイトに掲載している文章にはクリエイティブ・コモンズのライセンスが指定されているので、一定の条件を守る限り、私が勝手に翻訳を発表しても著作権の侵害にはなりません。

クリエイティブ・コモンズとは何であるかについては、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトや、結城浩さんの「クリエイティブ・コモンズ 関連文書の日本語訳」などをご覧いただくと良いかと思います。

クリエイティブ・コモンズのライセンスにもいくつか種類がありますが、ケヴィン・ケリーが指定しているライセンスでは、一定の条件を守れば改変、複製、頒布などを行うことが認められています。そして改変可能ということは、翻訳することも可能なのです。

そもそも、私がこういう翻訳をしてみようと思ったのは、yomoyomoさんの「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのブログ翻訳のススメ」という文章を読んだからです。英語と日本語の読み書きに興味のある方は、ぜひこの文章をお読みになることをおすすめします。
posted by 七左衛門 at 22:23 | 日記    

2008年05月10日

「千人の忠実なファンの反例」

著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly )
訳 :堺屋七左衛門


この文章は Kevin Kelly による "The Case Against 1000 True Fans" の日本語訳である。



千人の忠実なファンの反例  The Case Against 1000 True Fans

私の「千人の忠実なファン」の記事は、あちこちのブログで議論を引き起こした。あるブロガーは通りすがりに、ブライアン・オースティン・ホイットニー (Brian Austin Whitney) が何年か前によく似たアイデアを提案していたと言った。

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posted by 七左衛門 at 16:17 | 翻訳    

2008年05月05日

「忠実なファンの支援による生計の実態」

著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly )
訳 :堺屋七左衛門


この文章は Kevin Kelly による "The Reality of Depending on True Fans" の日本語訳である。



忠実なファンの支援による生計の実態 The Reality of Depending on True Fans

私は、ロングテールの底辺で活動するアーティストのための新しいビジネスモデルを考えてきた。マイクロニッチでどうやって生計を立てるか?この無料コピーの世界で、それは可能なのか?私は以前の投稿で、アーティストが直接「千人の忠実なファン」を育成することを提案した。

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posted by 七左衛門 at 14:45 | 翻訳