訳 :堺屋七左衛門
この文章は Kevin Kelly による "Post-Artifact Booking" の日本語訳である。
生成物以後を“書籍する” Post-Artifact Booking
クレイグ・モッドによる、この長くて詳細なシナリオは、画面上の出版に関する良い考察である。モッドは、デザイナー、思索家、出版者である。本と出版に関する「システム観」を概説していて、私が最近見た中では最も優れた本の定義を述べている。
実際のところ、検討に値する本は関係によってのみ形成されている。発想とその受け手との関係。著者と読者との関係。読者と他の読者との関係 ―― すべては時間を超えて書き物として存在する。
モッドはネットワーク化された本という考え方に賛同する。そして、オープンブックマークス(Open Bookmarks)の開発者ジェームズ・ブライドル(James Bridle)の言葉を引用している。