2012年05月14日

「生成物以後を“書籍する”」

著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly )
訳 :堺屋七左衛門


この文章は Kevin Kelly による "Post-Artifact Booking" の日本語訳である。



生成物以後を“書籍する”  Post-Artifact Booking

クレイグ・モッドによる、この長くて詳細なシナリオは、画面上の出版に関する良い考察である。モッドは、デザイナー、思索家、出版者である。本と出版に関する「システム観」を概説していて、私が最近見た中では最も優れた本の定義を述べている。

実際のところ、検討に値する本は関係によってのみ形成されている。発想とその受け手との関係。著者と読者との関係。読者と他の読者との関係 ―― すべては時間を超えて書き物として存在する。


モッドはネットワーク化された本という考え方に賛同する。そして、オープンブックマークス(Open Bookmarks)の開発者ジェームズ・ブライドル(James Bridle)の言葉を引用している。

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posted by 七左衛門 at 22:04 | 翻訳