訳 :堺屋七左衛門
この文章は Kevin Kelly による "Plateau of Progress" の日本語訳である。
停滞する進歩 Plateau of Progress

このスライドは、ヴァージン・ギャラクティック社のCEO(最高経営責任者)ジョージ・ホワイトサイズの講演で使われたもので、人間の乗り物の最高速度を対数目盛で示したグラフである。過去数世紀の間、その最高速度は、カーツワイル的な増加率で着実に増大してきた(訳注:米国の発明家レイ・カーツワイルは、技術が指数関数的に進歩すると主張している)。しかし、最近の数十年では、人間の乗り物の最高速度(宇宙ロケットが時速14,000マイル)は、横ばいになっている。しかし、ホワイトサイズの説明によれば、速度が十倍の割合で増加し続けると(計算機のように!)、2060年には光の速度に到達する(グラフ右端の赤い縦線)。そうなれば、恒星間旅行が可能になる(そして、ヴァージン・ギャラクティック社が喜ぶ!)。