著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly )
訳 :堺屋七左衛門
この文章は Kevin Kelly による "Why I Don’t Worry About a Super AI" の日本語訳である。
私はスーパー人工知能を不安に思わない Why I Don’t Worry About a Super AI
[この文章は、ジャロン・ラニアーがエッジに投稿した記事に対する私のコメントである。]
私がスーパー人工知能を不安に思わない理由
新しい技術については、それが及ぼす影響に基づいて考えるのが賢明である。ジャロン・ラニアーやその他の、人工知能(AI)に警鐘を鳴らす人たちの善意は、私も理解している。しかし、AIという難問に対する彼らの思考方法は、不安に依存しすぎていて、今までに得られた事実に基づいていない。私は4項目の反対意見を提示したい。
1.AIの進歩は指数関数的ではない。
2.AIの性能に満足できなければ、人間がAIのプログラムを作り直せばよい。
3.AIが自分自身でプログラムを作り直すのは、多くのシナリオの中で最も可能性が低い。
4.不安をあおるのでなく、良い機会だと考えたい。