2016年07月26日

ケヴィン・ケリーにサインしてもらった


新著『〈インターネット〉の次に来るもの』の出版を記念して、先週、ケヴィン・ケリーが日本に来て、東京で何回か講演をしました。その講演会場で2年ぶりにケヴィン・ケリーと会ったので、早速、その新著にサインしてもらいました。

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そのとき、「このところブログ The Technium が更新されないので面白くない」と私が言ったら、「今まで忙しかったが、頭の中に考えがいろいろとたまっている。今後何か投稿できるかも」という答えでした。もしかしたら近いうちに新しい投稿がありそうです。どんな文章を書いてくれるのか、楽しみです。
posted by 七左衛門 at 22:16 | 日記    

2010年10月19日

メンテナンスに伴う一時停止

七左衛門のメモ帳 が利用している「さくらのブログ」は、メンテナンスのため下記の期間サービスを停止します。この間に当サイトにアクセスすると、メンテナンスページが表示されます。


■ブログ停止期間:2010年10月20日(水)14時00分 - 10月21日(木)04時00分


七左衛門のメモ帳 は消滅しませんので、ご心配なく。メンテナンス終了後には復活します。また、次の翻訳も鋭意準備中です。今後とも 七左衛門のメモ帳 をご高覧いただければ幸いです。

posted by 七左衛門 at 21:27 | 日記    

2009年12月02日

ケヴィン・ケリーの本

ケヴィン・ケリーが What Technology Wants, first draft に書いているように、"The Technium"の記事をもとにした書籍が出版されるようです。仮題は "What Technology Wants" で、2010年10月出版予定と言っています。どんな本になるのでしょうか。楽しみですね。
posted by 七左衛門 at 22:39 | 日記    

2009年05月13日

プロジェクト杉田玄白に登録された

この「七左衛門のメモ帳」に掲載しているケヴィン・ケリーの文章の翻訳が、プロジェクト杉田玄白に協賛作品として登録されました。

プロジェクト杉田玄白は「いろんな文章を勝手に翻訳して公開しちゃうプロジェクト」です。私が翻訳しているケヴィン・ケリーの文章は、クリエイティブコモンズ by-nc-sa ライセンスで、「非営利」という制約があります。私は、利用条件に制約があるものはプロジェクト杉田玄白には参加できない、と勝手に思いこんでいました。

昨年の暮れ頃でしたか、何かのきっかけでプロジェクト杉田玄白のサイトをじっくりと読むと、「原文に制限がある」文章については正式参加ではなくて「協賛テキスト」として参加できることに気づきました。そこで協賛希望のメールを山形浩生さんに送ったところ、それからかなりの月日がたちましたが、本日めでたく登録されたというわけです。

ケヴィン・ケリー『著作選』という形で掲載されているので、今後次々と翻訳が増えていっても追加登録する必要はありません。山形さん、考えましたね。
posted by 七左衛門 at 21:46 | 日記    

2008年09月09日

翻訳記事一覧

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、はてなダイアリーに「七左衛門のメモ帳−別冊」を作って、そこに2008年8月29日付で翻訳記事一覧を掲載しています。

当サイトの翻訳記事の題名と発表日、そして原題と原文発表日もあわせて一覧表にしています。必要に応じてご利用ください。

今後は新しい翻訳記事を発表するたびに、上記のエントリーに内容を追記していくことにします。

posted by 七左衛門 at 22:00 | 日記    

2008年08月20日

なぜか期待されている

ケヴィン・ケリーのサイトで "Why People Pirate Stuff" という新しい記事が発表されたとたんに、はてなブックマークでheatwave_p2pさんに召喚されました。そのコメントには次のように書いてあります。

「おー、これは堺屋七左衛門さん(id:memo7)の翻訳が楽しみ。楽しみ!」


実は他の文章に手をつけようとしていたのですが、それは後回しにして、こちらを先に翻訳しないといけませんね。ただし、今すぐにはあまり時間が取れないので、もう少しお待ちください。

でも、このように反響があるとたいへん励みになります。heatwave_p2pさん、ありがとうございます。
posted by 七左衛門 at 23:23 | 日記    

2008年08月15日

縦書き文庫に掲載されている

最近気がついたのですが、「縦書き文庫」というサイトに、私が翻訳した文章がいくつか掲載されています。

・無料より優れたもの (縦書き文庫)(七左衛門のメモ帳
・千人の忠実なファン (縦書き文庫)(七左衛門のメモ帳
・忠実なファンの支援による生計の実態 (縦書き文庫)(七左衛門のメモ帳

どなたが縦書き文庫に投稿してくださったのかわかりませんが、読んでいただける機会が増えるのはありがたいことです。このように全文の転載であっても、クリエイティブ・コモンズのBY-NC-SA(表示-非営利-継承)ライセンスの条件を守っていればまったく問題ありません。

それにしても文章を読むだけであれば、横書きでも縦書きでも、その内容に変わりはないはずなのに、私の訳文を「縦書きで読みたい」と考えて、わざわざ投稿する手間をかけてくださった方がいるということです。あらためてお礼申し上げます。

なお、上に書いたのは転載の話です。それとは別に引用については、当然のことながら著作権法に認められた範囲と方法であれば、クリエイティブコモンズのライセンスと関係なく引用していただいて結構です。興味深いと思われる文章がありましたら、紹介して多くの方に知らせてくださるとうれしいです。
posted by 七左衛門 at 14:34 | 日記    

2008年08月12日

翻訳を始めた理由

私が翻訳を始めたのは、ケヴィン・ケリーの文章を読んで、こういう文章を日本でも多くの人に読んでもらえたらいいのになあと思ったからです。

ケヴィン・ケリーの考えに賛成かどうかは別として、彼の文章には芸術やビジネス、あるいはインターネットや技術について、いろいろなアイデアや考え方が盛りだくさんに詰まっています。さらに言えば、ネット上にはケヴィン・ケリーの文章だけでなく、英語で書かれた同様な記事が多く発表されています。英語圏の人はそれを読んで、そこから自分でも何かを考えたり実行したりしているはずです。

でも、私たち日本人としては、英語というハードルがあってそれらの記事を手軽に読めないのは残念なことです。文章を読んだ上で、そこに書いてある情報は不要であると判断するのならば、それはそれで良いでしょう。でも、英語だからという理由でそれを読まずに、宝の山かもしれないアイデアや考え方を見過ごしてしまうのであれば、非常にもったいないことです。この翻訳を通じてできるだけ多くの人に、そのような情報に接する機会を提供したいと思っています。
posted by 七左衛門 at 00:33 | 日記    

2008年05月30日

メールを送ったらケヴィン・ケリーから返事が来た

翻訳と著作権で書いたように、ケヴィン・ケリーの記事はクリエイティブ・コモンズのライセンスなので、著者に断りなく翻訳してもかまいません。

でも、非常に興味深い記事を読ませてもらったことに対するお礼をかねて、私はこんな翻訳をしているという報告のメールをケヴィン・ケリーに送りました。そうするとすぐに返事が来て、「いくらでも翻訳していいよ」と言ってくれました。(まあ、クリエイティブコモンズのライセンスなのだから、当然ではありますが。)さらに、彼のサイトを見ると、それぞれの記事に私の翻訳へのリンクを掲載してくれています。ありがたいことです。


ここで、今までに私が翻訳したケヴィン・ケリーの文章のリストを示しておきます。ご参考まで。

「無料より優れたもの」
「千人の忠実なファン」
「チューリング化」
「物のインターネットにおける四つの段階」
「コピーの盛衰」
「物質からの贈りもの」
「私たちを作った機械」
「忠実なファンの支援による生計の実態」
「千人の忠実なファンの反例」
「まだ動いていないもの」
「産業の時代を自分で興す」
posted by 七左衛門 at 23:46 | 日記    

2008年05月21日

ロボットクラゲを愛する

次の翻訳が完成したので発表しようと思ったのですが、もう一度読み直してみると、写真と動画だけを見れば済む話だという気がしてきました。面白い記事ではありますが……。

そこで、ケヴィン・ケリーの元記事へのリンクだけを紹介しておきます。ぜひ写真と動画をお楽しみください。

Loving Robotic Jellyfish

記事の概要は、今年4月のハノーバーメッセでドイツのフェスト社が出展した「クラゲ型ロボット」の紹介で、その動きがあまりにも生物に似ているので、機械だとわかっていても愛情すら感じるという話です。
posted by 七左衛門 at 21:28 | 日記    

2008年05月15日

翻訳と著作権

私が「ケヴィン・ケリーの文章を翻訳して発表している」と言ったら、「著作権の問題はないのか?」と心配する人がいました。このサイトをご覧になる方で、同様の心配をされる方がいるかもしれません。

まず結論だけ言えば、ケヴィン・ケリーのサイトに掲載している文章にはクリエイティブ・コモンズのライセンスが指定されているので、一定の条件を守る限り、私が勝手に翻訳を発表しても著作権の侵害にはなりません。

クリエイティブ・コモンズとは何であるかについては、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトや、結城浩さんの「クリエイティブ・コモンズ 関連文書の日本語訳」などをご覧いただくと良いかと思います。

クリエイティブ・コモンズのライセンスにもいくつか種類がありますが、ケヴィン・ケリーが指定しているライセンスでは、一定の条件を守れば改変、複製、頒布などを行うことが認められています。そして改変可能ということは、翻訳することも可能なのです。

そもそも、私がこういう翻訳をしてみようと思ったのは、yomoyomoさんの「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのブログ翻訳のススメ」という文章を読んだからです。英語と日本語の読み書きに興味のある方は、ぜひこの文章をお読みになることをおすすめします。
posted by 七左衛門 at 22:23 | 日記    

2008年03月23日

翻訳公開までの不安

最初の翻訳を公開するまで、それがどのように受け止められるのか心配でした。

ケヴィン・ケリーのこの文章に関心を持つような人、すなわちネットの界隈で活躍している人たちは、英語が堪能であることが多いようにお見受けします。大部分の人はすでに原文に目を通したことがあるはず。英語で読めば済むものをわざわざ翻訳しても意味がない、と言われるかも。いや、それどころかまったく無視されるかもしれない。

ところが意外にも、多くの方から翻訳について好意的な反応をいただきました。すでにご紹介したyomoyomoさんのほかにも、たとえば・・・

結城浩さん www.textfile.org (2008-03-10)
「堺屋さんの翻訳。すばらしい。」

まつもとゆきひろさん Matzにっき (2008-03-13)
「英語読むよりはずっと楽なのでありがたい。」

翻訳もあながち無駄ではないことがわかりました。これからも少しずつですが、興味深い文章を翻訳して公開することを続けていきます。

二つめの翻訳「千人の忠実なファン」もぜひお読みください。
posted by 七左衛門 at 14:23 | 日記    

2008年03月12日

お読みいただきありがとうございます

「無料より優れたもの」をいろいろな方があちこちで紹介してくださっています。ブックマークもたくさんいただいています。そして、驚くほど多くのアクセスがありました。いや、まだまだ増えているようです。ほんとうにありがとうございます。

皆様が関心をお持ちになるのは、もともとケヴィン・ケリーの文章が良いからだと思います。それにしても、この文章を多くの人に読んでもらえるのは、たいへんうれしいことです。翻訳した甲斐がありました。重ねてお礼申し上げます。
posted by 七左衛門 at 21:36 | 日記    

2008年03月10日

紹介していただいた

yomoyomoさんがご自分のサイト"YAMDAS現更新履歴"で、「ケヴィン・ケリーの"Better Than Free"の日本語訳が公開されている」という記事を書いて、私の翻訳を紹介してくださった。

さらに、その記事の中で
CC コンテンツなんだから誰か訳せば? と呼びかけた甲斐があったというものだ。

とも言ってくれている。ほんとうにありがたいことだ。

また何か翻訳してみようと思う。
posted by 七左衛門 at 00:34 | 日記    

2008年03月08日

ただいま翻訳中

yomoyomoさんのケヴィン・ケリーが説く「インターネットでコピーされない8つの価値」という記事で「CC ライセンスだから誰か訳して」と書いてあったことに触発されて、ケヴィンケリーの原文を日本語に訳しています。

初めての翻訳でいきなり大作に取り組んでしまったような気がしますが、なんとか、あと少しで完成しそうなところまでこぎつけました。でき次第このサイトで公開します。
posted by 七左衛門 at 00:31 | 日記